掲示板荒らしについて
|
時たま、サポート掲示板やメールで「掲示板が荒らされたので何とかして欲しい」という連絡・要望があります。
しかし、掲示板を管理するのは、あくまでもレンタルしたユーザー様であって、提供している側が行うことではありません。 「いかなる記事内容のトラブルに関して、当方は一切の責任を負いません。各自の責任において、ご利用ください。」という規約にのっとり、ご利用戴いているものと解釈しています。 俗に「掲示板荒らし」という発言で括ってしまいがちな存在ですが、全く原因もないのに無差別に荒らされ、被害を被ることはあるのでしょうか? 答えは、限りなく『ノー』です。 結論から言いますが、「荒らし」が発生する環境は、管理に問題があります。 インターネットは匿名というメディアから、名を名乗らずに不愉快な文章を書き込まれたりすることを「荒らされた」と表現していますが、なにゆえにそのような状態になってきたのか、問題はどこにあるのかを見ないことには堂々めぐりです。 『自宅に郵便で「不幸の手紙」が届いた』『あるアイドルの追っかけをしていたら熱狂的なファンから脅迫手紙が届いた』というように、「ネット(というメディア)だからこういうことが起きた」ということではないことを、認識してください。 |
掲示板の管理者は、多くの来訪者と平等に対話することが大前提になります。
|
荒れている掲示板の状態とは、例えばラーメンを食べに行ったのに、店主が一部の常連だけと仲良くして、せっかく食べに行った自分に対して素っ気無い態度を取られて“疎外感”を受けた状態、もしくは自分は味噌ラーメンが好きなのに、店主が「味噌ラーメンなんて食うやつの気が知れないね」などと会話しているような状態です。 『第三者から見て不愉快な表現を避け、円滑に人間関係を作る』 これが掲示板の環境作りです。ネットといえど利用するのは人であり、その辺の意識は一般社会における常識と、何ら変わりはありません。 「IPを弾いて欲しい」このような要望もありますが、IPというのは電話回線を使ったダイヤルアップ接続で毎回数値が変わるほか、プロクシ (匿名サーバ)を経由してやってきた場合は、プロクシを変更するだけで IPが変わるので、全く意味がありません。 まずは「荒らされないように管理をすること」が重要です。 ここで、実例を踏まえながらいくつか書き連ねて行きます。 |
荒らされがちな掲示板の例
|
●仲良しグループから疎外感を受けた
何らかの理由により、そのグループから仲間はずれにされたり、グループの中の誰かに個人的な禍根を残した人物によるケース。 ●有名人の掲示板 ジャニーズ系やアイドル系、映画俳優やスポーツ選手などのファンサイトには、アンチファンが紛れ込みます。 ●第三者から見てむかつく ネットアイドル系にありがちですが、「自分はかわいい」という類の表現を行ったために、男性側から「何様のつもりだ、勘違いするな」という趣旨で紛れ込んだ場合。 ●違法サイトからの書き込み ねずみ講、マルチまがい、怪しげな通販など。これらは自宅に電話を設置したら第三者から営業の電話がかかってきた程度の問題ですので、避けようがありません。 |
効果的な対処方法
|
その1:コマメに消す。
書かれたら、消す。 とにかく、見つけたら速攻で削除する。 これが一番手軽かつ、確実です。 その2:掲示板を一旦閉じる 一旦閉じて、来訪者に知らせる。 アドレスを変更して、知り合いのみに連絡するのも手です。 その3:ルールを作る 掲示板に入る前に、一つページを作ります。 「公序良俗に反する書き込みや、第三者から見て不愉快な文章は管理人の権限において削除させていただきます。同意していただける方のみ、こちらからお入りください」というような感じです。 ねずみ講の対処には、「広告関係の書き込みには一回につき広告料一万円頂きます」と書いておくだけでも多少は違うはずです。 |
してはいけない対処
|
その1:知ったかぶりをする
「知り合いのハッカーに頼んで、おまえの個人情報を抜いてやる」などと、出来もしない中途半端な知識で煽ると、火に油を注ぎます。 その2:感情的になる。 「もう、いいかげんにやめてください!!」など、ムキになればなるほど面白がってやってきます。時には複数の同類を引き連れ、さらに悪化しますので、あくまでも淡々と行動してください。 これは管理者だけではなく、参加しているメンバーも含めてです。 |
ナスカに送られてくるメールで、これは困る問題 |
その1:『犯人を捕まえてください』 なお、ナスカでは商業サービスを営む上で、悪質な問題があると思われる書き込みに関しては、追跡及びプロバイダへの警告、場合によっては告訴の準備を行っております。 その3:『なんとかしてください』 |